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2011年02月03日

先進地視察~JAはが野

31日早朝、うっすら雪化粧した外を見たのは3時・・・

朝2便7:25のフライト、時間的に車で行くしかなく、もしものことを考え、スタッド履いてる自分のステップワゴンで行くことにしていました。

5時に本店集合でしたので、4時45分には家を出た方がよいとので、4時には起きなければと思っていました。

3時から、ネットサーフィン(笑)

まず、吉井の本店までは、田主丸の方が積雪がありましたが、吉井はそれほどでもなく。

2台で分乗ですが、もう一台のセレナは、ノーマルタイヤでしかも2駆・・・
大丈夫ですか?と心配しながら出発。

筑後川を渡ると、景色が一変・・・
一気に積雪量が・・・

高速がストップしているため、大型トラックが国道をチェーンをつけてのろのろ運転。

こりゃたまらんやろうと、朝倉386バイパスへ・・・

EKOさんち付近、まさに豪雪地帯(笑)

後方の車を心配しつつも、こちらは快走!!

夜須くらいになると、道路の雪が消え、筑紫辺りでは、雪がほとんど無くなりました。


そんなこんなで、なんとか6時過ぎには福岡空港へ・・・

目的地は、栃木県真岡市にあるJAはが野パッケージセンター。

羽田から、モノレール→山手線→東北新幹線→タクシーを乗り継ぎ・・・
午後一時に到着。

JAはが野は、正組合員数が、約17,000人。
にじの約2.5倍の規模のJAです。

最大部会のいちご部会員が662人、うちの柿部会627人ということで、大体同じくらいの生産組織規模です。
ただ、販売高は、にじの柿が約10億ですが、7倍の約70億だとか。

はが野にはパッケージセンターが4箇所あるそうです。



メインはいちごですが、周年で稼働させるために、茄子やアスパラなどの袋詰めも行ってるそうです。



平成15年、当初、委託方式でスタートしましたが、一昨年よりJAとして考え方を変え、全て買い取り方式にシフトしたそうです。
出荷した当日の市況を目安に、生産者にいちごの代金決算を行い、販売はJAが行うという方式です。
一番大きな理由は、家庭選果の基準が厳しく、出荷出来ないロスが多く出ることによる出荷者離れが起き始めたことだそうです。
それを、大部分のいちごを買い取ることで、生産者の手取りを少しでも増やそうというモノです。

自分達は、委託方式しか頭になかったんで、驚きました。
生産者としても、JAが買い取ると言うことは、生産に専念出来るわけですから、アルイミ理想かと。
特に、新規就農者にとっては、わかりやすいシステムではないかと。
そのかわり、JAは加工や小玉の販売先の確保など販売努力を重ねなければなりません。



生産者は、通いコンテナでパッケージセンターに持ち込み、作業員が手詰めでパック詰めを行います。
きわめてシンプルです。



形態は15種類ほどあるそうで、販売先のリクエストに応えながら行うそうです。





センター内は温度管理は当然ですので、作業員の皆さんは防寒着着用。



視察メンバーも真剣な眼差し。



作業員の時給は能力給だそうです。



今回、遠く栃木まで行きましたが、施設そのものより、JAとして取り組みについて考えさせられました。
販売担当者が、『JAにバイヤーはいらない。幅広い販路を開拓し、バイヤーとの取引を密にして行く方がベスト。』だと。
自分は、直販へとシフトしていく流れに、若干の違和感を感じていたのがすっきりしました。
単協内に1人のバイヤーを作っても、販売だけには限界があるし、売り上げ回収の面でもリスクがあります。
JAはが野とは、環境が違いますが、学ぶべき点は多かったです。
我がJAの置かれた状況では、パッケージセンター自体も、ありきの議論からステップバックして、再度検討すべきだと感じました。
  


Posted by ボビー at 08:01Comments(22)